視覚障害者に対するパソコン指導者養成講座(松山)開催の報告

更新:2010年 1月31日 7:00
  1. 講座開催の記録
  2. 講座の内容
  3. 受講者のみなさんの感想

講座開催の記録

松山市の愛媛県視聴覚福祉センターにおいて、「視覚障害者に対するパソコン指導者養成講座」が開催され、SPANは受託事業として活動しました。

会場はJR松山駅から路面電車で15分ほどのところにあり、愛媛県内の視覚障害者、聴覚障害者へのサービス拠点となっているところです。

講座が行われた部屋は室内テニスができるほどの広さで、講習スペースと休憩用のスペースをゆったりとれるとてもよい環境でした。

講座初日、定刻の10時には参加者全員がそろい講座開始。

参加者は地元のボランティアのほか、パソコン教室関係者や、今治市から受講した方もいましたが、今回の特徴としては、受講者・見学者の約半数が視覚障害当事者だったということでしょう。

そして、みなさん2日間のかなりハードなカリキュラムにもかかわらず、大変熱心に学んでくださいました。

講座名視覚障害者に対するパソコン指導者養成講座(松山)
開催日2010年1月23日(土)・24日(日)
時間23日=10:00〜17:00 24日=10:00〜16:00
会場愛媛県視聴覚福祉センター 4F 多目的ホール
受講者・見学者18名
スタッフ主催者:1名
視覚障害者PCネットワーク「猫の手」:4名
SPAN:4名
[写真]主催者挨拶。 [写真]講座風景、講師の説明を聞きながら熱心に学ぶ受講者のみなさん。 [写真]講座風景、Skypeを利用した遠隔講習のデモ。

講座の内容

講座は下記の内容で進められました。

第1日目
10:00〜10:20挨拶・オリエンテーション
10:20〜11:20視覚障害者の基礎知識
11:30〜12:30視覚障害者用ソフトウエアについて
12:30〜13:30昼食・休憩
13:30〜14:30キーボードの指導法
14:40〜15:40視覚障害者が使いやすいパソコンの設定
15:50〜16:50Skypeを利用した遠隔パソコン指導
16:50〜17:00質疑・意見交換

第2日目
10:00〜11:10キーと音声によるWindows操作と文字入力
11:20〜12:30音声によるメールの送受信
12:30〜13:30昼食・休憩
13:30〜14:40音声によるWebの閲覧
14:50〜15:30アイマスクをつけての操作と指導体験
15:30〜16:00意見交換・アンケート記入

受講者のみなさんの感想

講座を受講したみなさんからは以下のような感想が寄せられました。

いただいた貴重なご意見を今後の講座に活かしていきたいと思います。


松山で有名なのが、市内にある「道後温泉」。講座終了後、メンバーは出発までのわずかな時間ですが足湯を楽しみました。

[写真]講座終了後、道後温泉の足湯で疲れをいやすメンバー。

松山市内では、伊予鉄の路面電車が市民の足として利用されています。ところで、会場最寄りの「本町6丁目」電停は、ホームの幅が50cmほどしかなく、電車が入ってくると私たちは後ろの壁にはりついていました。

[写真]恐怖の「本町6丁目」電停ホーム。幅が50CMほどしかありません。

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