━━━━━━━━<< 視覚障害者PCサポート >>━━━━━━━━   〜 一人でも多くの視覚障害者にPCの恵みを伝えるために 〜           2008年3月号 No.17                        2008年3月28日発行 このメールマガジンは、視覚障害者へのパソコンサポートをする方々の スキルアップと情報交換、また相互の連携を図るためのものです。 どうかみなさんの日々の活動に役立てていただければ幸いです。 ===== も く じ ===================== [1] 教えて!サポートの知恵袋 ● ベーシックコース ズームテキスト 拡大以外の機能 ● プロフェッショナルコース  ショートカットキーの紹介(5)   【パソコンよもやま話】    ワープロとテキストエディタの違いについて・その2 [2] サポートお役立ちサイト  びぶりおネット [3] ここが知りたい!団体運営のヒント  NPO法人会計ソフト「QL/NPO会計システム」 [4] ソフトウエア・ハードウエア情報  転ばぬ先の空中の杖、「パームソナー」 [5] ひろば 読者のページや各団体の情報など  視覚障害者PCサポートボランティア養成講座(山梨)を開催 ほか [6] 編集後記 ================================= [1] 教えて!サポートの知恵袋 −−−−−−−−−−−−−−−− ● ベーシックコース  サポートの基本やスクリーンリーダーなどの基礎知識がテーマです。 ◎ズームテキスト 拡大以外の機能 画面拡大ソフト、ZoomTextの続きです。パソコンの文字が小さいのは確かに 困ります。そのことは、結構理解しやすいんですが、困るのは、それだけ ではなく画面の色がまぶしかったり、マウスポインタとか、カーソルの 位置が探せないことも、大変困るのです。こればかりは、ルーペで画面を なめるようにたどっても、なかなかわかりません。また、こんなこと していますと、眼の疲れの原因にもなります。 最初に「画面拡大ソフト、ZoomText」と書きましたが、拡大機能はこの ソフトの一部分の機能で、拡大以外の「画面の強調表示」の豊富さにあります。 画面の強調表示において特に大切なのは、以下の点です。 1.画面の色を見やすいように調節する。 2.マウスポインタとカーソルを見やすく、どこにあるか、目で追いやすく  する。 この2点については、本当に弱視者十人十色で、一人一人の見え方の特徴を 踏まえて考えていかねばなりません。 画面職の補正には、色、コントラスト、明るさなどがあります。いろいろな 組み合わせを試して、ベストな見易さを見つけてみると良いと思います。 マウスポインタについては、大きさ、色、形(例えば左右の十字の線の 交わりで表示)など、いろいろと設定できます。カーソルは円やくさびなど 形や、色、それぞれの色の設定などもあります。これも、何が使いやすいか それぞれの見え方で、決めていくと良いと思います。 また、フォントの設定なども、行えますので、うまく活用していけば良いと 思います。 次回は、基本に戻り、Windowsの中での、弱視に便利な機能を勉強します。 ───────────────────────────────── ● プロフェッショナルコース  PCの設定やサポートのスキルアップ、またトラブル対応などが テーマです。 ◎ショートカットキーの紹介(5) 今回はダイアログでのショートカットについて説明します。 1.はじめに. プログラムはメニューが付いている場合とメニューが付いていない場合が あります。このメニューがついていないプログラムのことをダイアログ ボックスと呼ぶことがあります。YesとNoを答える、または、OKボタンのみ があるメッセージボックスもダイアログボックスの一つです。 そもそも、ダイアログとは、「対話」の意味です。文書を入力すること ではなく、コンピュータと利用者が設定情報などを対話することを意味して います。 2.ダイアログを構成する部品. さて、ダイアログボックスのショートカットを正しく理解するためには、 ダイアログボックスの構造、つまりどんな部品があるか? また、各部品は どの様に操作できるかを学習する必要があります。たとえば、代表的な部品 としては 「タブ」「スタティックテキスト」「グループ」「ボタン」 「チェックボックス」「ラジオボタン」「スライダ」 「エディットボックス」「リストボックス」「コンボボックス」 「リストビュー」「ツリービュー」「カスタムコントロール」など多くの 部品があります。 今回は、まずダイアログ全般に関連するショートカットを説明します。 3.ダイアログの基本操作1「Ctrl+Tab」と「Ctrl+Shift+Tab」. ダイアログの広さには、限界があります。部品が多く収まりきれない場合や 意味のあるグループに分けたい時は、タブを使って複数のタブの画面に 分けます。 タブの切替は「Ctrl+Tab」で本来の順番にタブの画面を切り替えます。 逆の順番に切り替える時は、「Shift+Ctrl+Tab」で切り替えます。 もう一つの切替方法としては、タブがフォーカスを持っている場合に左右の 方向キーを使用する方法があります。 備考1:ダイアログが登場するときに有効なタブ. 必ず、左端のタブが有効な場合や、ダイアログを呼び出したメニューの 項目により異なる場合、および、前回に有効だったタブが有効になる場合が 混在しています。 備考2:左端と右端のタブの連結.  Ctrl+Tabでは通常右隣のタブに切り替えます。もし、右端で、Ctrl+Tabを 実行した場合、左端のタブに切り替わるダイアログと何も起きないダイアログ があります。 4.ダイアログの基本操作2「Tab」と「Shift+Tab」. ダイアログ中の部品で複数の部品がフォーカスを持つことはできません。 一つのみです。 Tabキーによりフォーカスを移動します。またフォーカスを持っていない 部品に直接移動するには、Altキーを押し下げている間にその項目で下線が 引いてある文字のキーを使います。 Tabキーでフォーカスが移動する順番のことを、「タブオーダー」と 呼びます。 有名な製品では、タブオーダーの順番が考慮されていますが、そうでない 場合もありますので注意してください。また、「Shift+Tab」では、 タブオーダーの逆順でフォーカスを移動します。 5.Enterキー. 対応する部品と無関係にEnterや空白キーの説明がされていますが、誤解を 生じやすいので以後はダイアログの部品ごとにショートカットを説明 します。 特にEnterキーは誤解を受けやすいキーです。ボタンがフォーカスを持って いる場合は、そのボタンに割り当てられたコマンド(つまり作業)を実行 します。では、ボタンがフォーカスを持っていない場合はどの様な働きを するのでしょうか? これを理解するには「標準のボタン」の存在を知る 必要があります。たとえば、メモ帳で「ファイルを開く」のダイアログで 開きたいファイル名を入力して「Enter」キーを押すとそのファイルを メモ帳の内容として表示することができます。要するに「ファイル名」の コンボボックスでEnterキーを押したわけです。ここで、ファイルを開くの ダイアログの画面の視覚的な説明をします。このダイアログにあるボタンは 「開く」と「キャンセル」の2個です。よく見ると「開く」のボタンの 回りが黒くなっていますが、「キャンセル」のボタンの回りは黒くなって いません。このように回りが太くなっているボタンは、標準のボタンと 呼ばれており、ダイアログの中で1個だけ許されています。標準のボタンは ボタン以外の部品がフォーカスを持っている場合で、Enterが意味を持たない 場合、その部品でEnterキーがおされた場合「標準のボタンが実行される」 約束になっています。要するに、Enterキーは 定義1:ボタンがフォーカスを持っている場合は、そのボタンに用意された 機能を実行する。 定義2:ボタン以外がフォーカスを持って、Enterの意味がある場合その 機能を実行する。 定義3:ボタン以外がフォーカスを持って、Enterの意味がない場合、 標準のボタンに用意された機能を実行する。 と説明することができます。そして、多くの場合、標準のボタンは「OK」 ボタン、つまり、ダイアログで定義されたパラメータを有効にして ダイアログを閉じる作業が実施されます。そのような理由により、名前の コンボボックスでEnterを押すと、ダイアログボックスを閉じて入力された ファイルを開く作業が実行されるのです。 6.Esc. プログラム開発言語C++を利用して、ダイアログをプログラマーが作成する 場合、OKボタンとキャンセルボタンがあるひな形に必要な部品を貼り付けて 機能を定義します。 OKボタンは標準のボタンに初めから定義されています。キャンセルボタンは ダイアログで指定された内容を有効にしないでダイアログを終了することが 基本となっています。そして、フォーカスを持っている部品でEscキーが 意味を持たない場合、キャンセルボタンを実行することになっています。 要するに、多くの場合、Escキーを押すと、キャンセルボタンが実行されて 設定を実行しないでダイアログが終了する様に作成されています。指導者は 単に「Esc」キーを押すとダイアログが閉じると覚えずに、このような背景を 理解することが必要だと思います。 次回は部品ごとに異なるショートカットを説明する予定です。 ******************************************************************   【パソコンよもやま話】 ◎ワープロとテキストエディタの違いについて・その2   前号では一般的に呼ばれている「エディタ」としましたが、   正しくは「テキストエディタ」ですね。 (前回からのつづき) Word(ワープロ)とメモ帳(テキストエディタ)の違いについて この説明を読まれてこれからは目的に適切なソフトを使用されることを お勧めします。 ワープロは文字単位、行単位で文字サイズや書体を変更することが出来、 その情報(属性)をファイルに保存することが出来ます。 エディタは全体の表示文字サイズを変更することは出来ますが、データと しては保存されません。 別な言い方をすると、ワープロで作成された文書ファイルを受け取った 場合、文字サイズは作成者の意図通りに表示されます。 一方、エディタで作成された文書ファイルを受け取った場合は、 それを表示するエディターで設定されている文字サイズで表示され、 作成者が作成した文字サイズと同じとは限りません。 簡単なテストをしてみれば分かるので次のことを試みてください。 ワードとメモ帳それぞれで全角文字で、「あいうえお」と書いて保存し、 ファイルサイズを比較してみてください。 メモ帳:10バイト、ワード:約20kバイトとなりますね。 これは、メモ帳の場合書いた文字コードだけが保存され、一方ワードで 書いた文書は文字コードだけではなく、文字属性(文字サイズ、フォントの 種類、表示位置等)や用紙サイズなどもデータとして保存されるためです。 ワードパッドの場合は簡易ワープロなのでファイルサイズはもう少し 少なくてすみます。 ちょっと話題がそれますが、メールの添付ファイルとして、ワード文書で 送ってくる人がいます。ワープロ的文書であれば仕方がないのですが、 単なるべた書きであるにもかかわらずにワードで作成している人が多いのです。 上記のことが理解出来れば、いかに無駄なことをしているかが分かることで しょう。 また、テキストエディタの方が機能も少ないだけ、ソフトの起動も早く、 操作も軽快です。 ブロードバンド回線であればそれほど気にしなくても良いのかも知れない ですが、モデムでメール受信をしている人にとっては大きな迷惑である事が 理解していただけますね。 当然ながら保存すればハードディスクが余計なデータに占領されてしまう わけです。 また、テキストメールの本文作成部分は一種のエディタです。 本文の文字サイズを大きくした方が、受信した相手の方も読みやすいのでは との思い違いをされている方がおられます。 (HTMLメールを除く) これは、今までの説明でそうではないことが理解出来ますね。 テキストメールの場合、送信する内容・データは文字コードのみであって、 文字属性は送信されないからです。 メールとして必要なヘッダ情報が付加されるので、データサイズは 本文の文字データサイズよりは大きくなります。 今までの説明でお分かりでしょうが、 紙にかっこよく印刷することが目的でなければ、ほとんどの文書は テキストエディタで書いた方がよいことが理解されたのではと思います。 更にテキストエディタで書いた文書ファイルの拡張子は、「.txt」と なります。これは全てのパソコンに共通の保存形式であり、これを表示が 出来なくて困る人はおられないでしょう。 一報、ワープロで書いて保存した場合、その内容を表示するためには 作成したのと同じワープロソフトが必要になります。 インターネットが発達してデータのやりとりや共有が増えてきた昨今、 データの互換性からもテキストエディタの使用をお勧めします。 最後に代表的なワープロとエディタを示しておきます。 ワープロ:   マイクロソフト・ワード・ワードパッド、ジャストシステム・一太郎 エディタ:   マイクロソフト・:メモ帳、ビレッジセンター・Wzエディタ、高知システム開発・My edit ───────────────────────────────── [2] サポートお役立ちサイト −−−−−−−−−−−−−−−−−  見て役立つお勧めサイトをご紹介。 ◎びぶりおネット  「点字・録音図書ネットワーク配信システム」 先に、点字データとして書籍が読める「ないーぶネット」を紹介しました。 この「ないーぶネット」に対して、書籍の数、新しい書籍がどんどん 増えている、という意味から匹敵できるのが今回ご紹介する 「びぶりおネット」です。 両者の違いとしては、 1.「ないーぶネット」の点字データでは音声として聞こうとすると、合成  音声としてしか聞くことができなかったのに対して、「びぶりおネット」  では、肉声で録音したDAISY図書で聞くことができること。 2.「ないーぶネット」の点字データはスクリーンリーダを持っていれば  無料のソフトで音声として聞くことができるが、「びぶりおネット」では  NetPlexTalkというソフトを9,000円で購入する必要があること。 3.「ないーぶネット」の点字データの書籍は自分のパソコンに蔵書として  ダウンロードして保管できるのに対して、「びぶりおネット」の書籍は、  ストリーミング機能によって聞くため、蔵書として取り込むことは  できないこと。 などがあります。  なお、上に書いたNetPlexTalkは、CDのDAISY図書を聞くためのPlexTalkの パソコン版で、これを購入すると、CDのDAISY図書もパソコンで聞くことが できるようになります。 「ないーぶネット」にしても、「びぶりおネット」にしても、視覚障害者が パソコンを習得したことによって、読書環境も大幅に改善されるもので、 是非これからパソコンを習得しようとする視覚障害者にも紹介してあげて 下さい。 ▼詳しくは下記をご覧ください。 http://www.iccb.jp/biburio/biburio_annai.html ───────────────────────────────── [3] ここが知りたい!団体運営のヒント −−−−−−−−−−−−  課題はありませんか?資金、活動場所や教材、そして会の活性化。 ◎NPO法人会計ソフト「QL/NPO会計システム」 今回は会計ソフトの紹介です。どこの団体でも会計処理には頭を悩ませて いると思います。 このソフトは、NPO法人のための会計支援システムです。 *特徴 (1)国の「特定非営利活動法人の会計の手引き」に完全準拠しています。 (2)所轄庁への提出用各計算書類の様式に完全準拠しています。 (3)決算書作成もエクセルで作成したものを所轄庁などに提出できます。 (4) 伝票入力のみで決算書類まで瞬時に自動作成してくれます。 このほか、ホームページに「特定非営利活動法人の会計の手引き」がわかる 「NPO法人の会計をマスターしよう」が掲載されているのもうれしいです。 また、ソフトの操作方法も載っています。  「お試し版」のダウンロードもできますので、まずは使ってみては いかがでしょうか。  ほかに、社会福祉法人向けの「QL会計システム」もあります。 さらに、就労支援の事業などを行う、社会福祉法人やNPO法人のための 「就労支援事業会計処理基準」に対応した「就労会計パック」も リリースしています。 *お問い合わせ TEL:052-774-5564 E-Mail: qlabo@nifty.com ▼詳しくは下記をご覧ください。 http://www.qlabo.jp/page016.html ───────────────────────────────── [4] ソフトウエア・ハードウエア情報 −−−−−−−−−−−−−  チェックしておきたい最新のソフト、ハード。 ◎転ばぬ先の空中の杖、「パームソナー」  視覚障害者の7つ道具の1つに白杖がありますね。単独歩行や周囲に自分の 存在を知らせるのに欠かせません。しかし、転落、衝突、迷子など歩行に 不安を感じることも少なくないと思います。今回は、そんな不安を解決すべく 開発されたテイクス社の「パームソナー」をご紹介します。  「パームソナー」は、超音波式の距離体感歩行補助具です。本体から扇形に 偏平な超音波を発し、もっとも近くにある物体までの距離に応じて本体が振動 する仕組みです。掌につけて、離れた物を感じる空中の杖として使います。  用途は、場合に応じて様々に応用できます。  例えば、ホームなどで列に並んだり、電車内では空いてるスペースや席を 見つけられますし、外出時は超音波で周囲の壁や電柱をたどりながら放置 自転車などの障害物を避けて歩けます。段差のない職場や店内なら、白杖無しで 移動できます。  ただし、足元の様子や段差は、やはり白杖で確かめる必要があります。ただ、 小型で掌にバンドで固定するので、白杖を持っても両手がふさがることは ありません。  電源はコイン型リチウム電池(CR2032)1個で計24時間ほど使えます。 電池は安く百円ショップにもあります。  防滴型で、かつ丈夫。応答が速く、振動が小気味よいので分かりやすい。 高感度なので細かい物まで感知できるなど、使う人にやさしい設計です。 ただし、使いこなすまでには数ヶ月ほどかかるようです。 ・商品名:パームソナー PS231-7 ・サイズ:幅20ミリ、高さ31ミリ、長さ77ミリ、電池込みの重さ40グラム。 ・価格:税込79000円 ・セット内容:固定バンドとストラップつき本体、墨字の入門ガイドと 製品マニュアル(取扱説明書、仕様書、保証書)、音声CD、約1年分の 電池20個、メーカー1年保証。 ・開発、製造:テイクス ▼詳しくは下記をご覧ください。 http://www.palmsonar.com/jp/index.html ───────────────────────────────── [5] ひろば 読者のページや各団体の情報など −−−−−−−−−  みんなで作ろう!サポートの輪 ◎視覚障害者PCサポートボランティア養成講座(山梨)を開催  この講座は、山梨県内で視覚障害者のパソコンサポートをする方のための もので、サポートの基本を学習することで一人でも多くの方にサポート活動 に参加していただくきっかけとなることを目指しています。 この講座に参加された方には、SPANが制作した「パソコン講座テキスト  初級編」を差し上げます。 *日時: 2008年4月26日(土) 10:00〜16:30 *場所: 社会福祉法人 山梨ライトハウス *受講料: 無料 ▼詳しくは下記をご覧ください。 http://www.span.jp/fund/info_yamanashi080426.html ◎視覚障害者パソコン体験講座(山梨)を開催 パソコンはやってみたいけれどチャンスがなくて パソコンって難しいんじゃあないの? パソコンは買ったけれど挫折してしまった インターネットで新聞が読みたい! 友達とメール交換がしたい!  こんな山梨県内の視覚障害者の方を対象にしたパソコン体験講座です。 この講座に参加された方には、SPANが制作した「パソコン講座テキスト  初級編」(音訳版)を差し上げます。 *日時: 2008年4月27日(日) 10:00〜15:00 *場所: 社会福祉法人 山梨ライトハウス *受講料: 無料 ▼詳しくは下記をご覧ください。 http://www.span.jp/fund/info_yamanashi080427.html ◎ZoomText(ズームテキスト) 9.1 Magnifier(マグニファイア)発売  ZoomTextの新しいバージョンが発売になりました。 ZoomText 9.1 Magnifierは弱視のかた向けのパソコンの画面拡大表示ソフト です。今回の強化にてWindows VISTAにも対応し、デュアルモニタにも 対応します。 従来通り、体験版がダウンロードできるほか、CDでの郵送も受付けています。 また、今後スクリーンリーダとの併用時の注意事項についても掲載する 予定です。 ▼詳しくは下記をご覧ください。 http://121ware.com/software/zoomtext/ ★このコーナーは読者のみなさんからの投稿を中心に作っていきたいと  考えていますので、サポートや団体運営で疑問を感じていること、また  技術的な質問や「自分のところはこうしている」というようなご意見  など何でも構いませんので、メルマガ末尾に記載のアドレスまでお気軽に お寄せください。 ───────────────────────────────── [6] 編集後記 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−  隔月で弱視のサポートについて取り上げていますが、これについては 音声のサポートと比較してなかなかノウハウの蓄積ができていないように 感じています。  これからもさまざまな視点から視覚障害者のパソコンサポートを見つめて いきたいと考えています。  今回の「視覚障害者PCサポート」、いかがでしたか? みなさんと情報を共有することで一人でも多くの視覚障害者がパソコンの 楽しさと便利さを知り、サポートの輪が広がればと願っています。  次号は4月25日配信の予定です。 ───────────────────────────────── ▼配信停止や配信先の変更、またご意見や感想はこちらまでお願いします。 office@span.jp ★尚、迷惑メール対策の一環として、「@」を全角で表示しています。  メールアドレスとしてお使いになるときは、半角に訂正してくださるよう  お願い致します。   編集・発行:NPO法人 視覚障害者パソコンアシストネットワーク                        SPAN(スパン)                       メールマガジン編集部   発行責任者:北神アキラ http://www.span.jp ★本メルマガの内容を許可なく複写、転送、改変することを禁じます。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━